2色ドットマトリックス時計+温湿度計の作製

はじめに

2色ドットマトリックスLEDのLTP-12188M-08を2個使った8×16ドット・カラースクロール表示の時計+温湿度計です。

概要

使用したマイコンはPIC16F18346、リアルタイムクロックモジュールはRTC-8564NB、温湿度センサーはAM2320です。本作品の特徴は、温度,湿度の表示色がそれぞれ閾値によって緑/橙/赤に変化します。

構成

以下の3つのユニットに分割し、それぞれの基板(95mm x 72mm)を連結ピンコネクタで連結することでコンパクト化しました。(下写真)
 ①表示ユニット (片面1.27mmピッチ基板にマトリックスLED 2個を隙間無く実装)
 ②シフトレジスタ+集合抵抗ユニット (片面2.54mmピッチ基板に部品実装)
 ③制御+センサーユニット (両面2.54mmピッチ基板に部品を両面実装)
基板に温湿度センサーを付けたので、ケースには入れずそのまま露出した状態にしました。

時刻合わせは、「切替」,「選択・確定」,「設定」の3つのタクトスイッチで行います。(本当は、ロータリーエンコーダを使いたかったところですが、かさばるので諦めました)
表示スクロール調整は、可変抵抗VRで行います。

結果

本作品の動画はこちら。前半は、温度,湿度が上限閾値以上になって表示が赤色になる様子です。後半は、時刻(07:05)合わせの様子です。時刻合わせでは、時は赤,分は緑で表示します。ちなみに「↓S2」の表示は、”スイッチS2を押下”を意味します。

まとめ

「2色ドットマトリックスLEDの実験」の集大成が本作品です。8×16ドット表示に拡張することで、視認性が向上し、時刻設定もやりやすくなりました。また、温度や湿度が赤色表示になると、熱中症への注意喚起になります。なお、誠に勝手ながら、本作品のソースコードは非公開とさせていただきますが、前出の実験記事の内容をみれば、どのような仕組みかおおよそ想像できると思いますので、ご自身のコードによる作品作りにチャレンジしてみて下さい。(本作品の回路図は、カテゴリーからダウンロードできます)

– 以上 –